代表プロフィール

山城 正機 (やましろ なおき)

弁理士や知財部員の調査負担を軽減し、特許率をアップさせる専門家。元特許庁審査官で自身も弁理士。

東京工業大学工学部機械宇宙学科卒業

同大学院総合理工学研究科創造エネルギー専攻修了

元特許庁審査官として9年で3000件を審査した経験をベースに、短い調査時間で結果を出せる特許調査を実践。単に調査結果を提示するだけでなく、発明をどのようにブラッシュアップすれば特許になりそうか、クライアントの指針が明確になるようなコメントを重視した調査報告書が好評を得ている。自身のノウハウを広めるため、調査会社のサーチャー育成も行っている。

修士課程修了後、メーカーでボイラの設計開発に従事。ライバル企業の特許文献のチェックで初めて特許に触れる。特許特有の冗長な言い回しに「何じゃ、この長ったらしい文章は。全く分からん!」と頭を抱える。とりあえず、難しい文章は読みとばし、図面しか見なかった。また当時、中国でのボイラ需要が高まり、中国での工事を受注するために中国メーカーと組むこととなった。中国メーカーに自社技術を供与して生産してもらうためのライセンス契約を結ぶことになったが、仕事欲しさの不利な契約だったため、中国に技術が流出してしまうという、日本の製造業の厳しい現状を目の当たりにする。

その後、技術を保護・活用・創出する特許制度の重要性を感じ、特許庁に任期付審査官として入庁。だが、入庁して数年はまったく審査業務の要領を得ることができなかった。長時間かけて調査を行うものの思ったような結果が得られない、という状況が続き、深夜帰宅の日々。精神的にも負担がかかり、一時期、目のけいれんが止まらなくなる。そして数年たったある日、上司から言われた「すべてを全力でやる必要はないんだよ。」という言葉をきっかけに、審査のコツをつかみ、結果として9年で3000件以上の案件を審査。また、日本の代表として、海外の審査官との協議を取りまとめた実積も持つ。そして、特許庁を退職後、特許調査のやり方に悩む多くの方に、質が高く特許戦略の指針となりうる特許情報サービスが技術イノベーションを起こすとの信念に基づき、元審査官としての経験をベースとした特許調査及び調査に関連するサービスを展開している。

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